バルサで結果出せないコウチーニョ photo/Getty Images
デパイ、ファティらだけでメッシの穴は埋まらないが……
リオネル・メッシ、アントワーヌ・グリーズマンが去ったバルセロナでは攻撃陣の改革が必要となったわけだが、本来は主役になってほしいチャンスメイカーが結果を出してくれない。
MFフィリペ・コウチーニョだ。
今季のバルセロナはまだ若いMFぺドリやFWアンス・ファティ、新戦力のFWメンフィス・デパイらが攻撃の軸になると考えられているが、彼らだけでメッシの穴は埋まらない。2018年の冬に1億6000万ユーロもの移籍金でバルサへとやってきたコウチーニョの力も必要なのだ。
しかし、今季もコウチーニョは調子が上がってこない。ここまでリーグ戦とチャンピオンズリーグ合わせて8試合、計251分間プレイしているのだが、チャンスメイク数がゼロとなっているのだ(数字は『WhoScored.com』より)。これはかなり寂しい数字だ。
ここまでコウチーニョの存在感は薄く、話題になる機会も少ない。能力は確かなはずなのだが、もうリヴァプール時代のようなパフォーマンスは期待できないのだろうか。
今回はブラジル代表のメンバーにも入っていないが、今のコウチーニョはセレソンでも結果を出すのに苦労するだろう。チャンスメイカーとしてはリヨンMFルーカス・パケタ、レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールらの方が期待できる。
このままでは代表での立ち位置も危ないが、コウチーニョはいつ輝きを放つのか。バルセロナとしてはメッシが抜けた今季こそコウチーニョに実力を発揮してもらいたいところだが、ここまでは十分なチャンスを作り出せずにいる。