途中出場で終盤に決勝点を誘発 photo/Getty Images
2-1で首位豪州に勝ち点3獲得
日本代表はオーストラリアと対戦し2-1で勝利した。決勝点となったオウンゴールを誘発したのは後半から途中出場した浅野拓磨だった。
1-1で迎えた78分に南野拓実と代わって途中出場した浅野。左ウイングに入ると、積極的な突破で攻撃の糸口をつかむ。すると85分にロングボールに反応し、すぐさま前を向きシュートを放った。ボールは相手GKの手を弾いてポストに当たるとDFが防ぎきれずにゴールに吸い込まれ、勝ち越しとなるゴールが決まる。
後半から投入された浅野の活躍で首位・オーストラリアを破った日本。わずか12分の出場ながら輝きを放ったラッキーボーイが歓喜の中心となったのだ。今大会は厳しい試合が続く日本だが、彼のような選手が出現すれば、勝ち抜いていくことも可能だろう。それは日本の歴史が証明している。
もっとも有名な選手が大黒将志だ。当時ガンバ大阪に所属していた大黒は、ジーコジャパンに招集されるとW杯のアジア最終予選の北朝鮮戦で残り10分から途中出場し、終了間際に 決勝点を挙げる活躍を見せた。
また前回のアジア最終予選でも、イラク戦で山口蛍が終了間際に勝ち越しゴールを決めて勝ち点3を獲得。
今大会も厳しい状況は続くが、この勝利はW杯出場に向けて勝ち点3以上に価値のある勝利だったといえる。今後もラッキーボーイは出現するのか注目したい。