今夏にはOA枠で東京五輪にも参戦したアウベス photo/Getty Images
38歳を迎えた大ベテラン
長年クラブの象徴としてチームを牽引したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを失い、ついに新たな時代へと動き出したバルセロナ。しかし、ロナルド・クーマン監督の下で彼らの新たな旅路はなかなかに険しいものとなっている。
しかし、そんなバルセロナの危機を、かつて黄金期を支えた大ベテランが救うのか。一度は母国へと帰還したものの、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(38)がバルセロナへの復帰を希望しているという。
今年9月にブラジルの名門サンパウロを契約を解除し、現在はフリーの身となっているアウベス。スペイン『AS』によると、国内クラブからも複数の獲得オファーは届いているようだが、現時点でアウベスはすべての誘いを保留。窮地に陥る古巣バルセロナの危機を救うため、冬の移籍市場におけるスペイン行きを画策しているとのことだ。
「僕が去ってからバルサに起こったことは、あまり見たくなかったね。必要とすれば、彼らはいつでも僕を自由に呼び戻すことができる。僕がこのクラブに対して抱いている愛情やリスペクトの気持ちはあまりにも大きすぎる。バルサが僕を欲するなら、ただ電話をかけるだけでいい。僕はまだ彼らのために貢献できると思っているよ」(『ASより)
アウベス本人も、スペインメディアのインタビューに対してはこのようなコメントを残している。
チームにはセルジーニョ・デスト、オスカル・ミンゲサ、セルジ・ロベルトといった右サイドバックがいるものの、彼らとはまた一風変わったタスクをこなすことができるアウベス。高齢という点は確かにネックだが、バルセロナが獲得するのは決してナシではないだろう。はたして、ブラジルの大ベテランは冬の移籍市場でスペインへと舞い戻ることとなるのだろうか。今後の動向には注目だ。