ユーリの活躍で残留に導けるか photo/Getty Images
途中出場で結果を残したユーリ
SC相模原はJ2第36節でギラヴァンツ北九州と対戦。降格圏に沈む両クラブの直接対決となった一戦は2-1で相模原が勝利した。
この試合で逆転ゴールを決めたのが、途中出場のFWユーリだった。
試合は55分に高橋大悟にゴールを決められて失点を許した相模原。しかし直後の58分に兒玉澪王斗が同点弾を決める。1-1の痛み分けで終わるかと思われた後半ロスタイムに勝負を決める得点が生まれた。
GK三浦基瑛からのロングキックをつなげると、途中出場のユーリがミドルシュートで得点を狙う。このシュートは相手GKに阻まれるも、こぼれ球を拾うと再びユーリが強烈なシュートをゴールネットに突き刺し、土壇場での逆転劇を演じてみせた。
昨季はJ3で22試合5得点を決めたユーリ。強靭なフィジカルとパンチ力のあるキックを武器に前線の起点として期待されるも、高木琢也監督が就任後は出場機会を減らし、サブからの途中出場が増えていた。途中からの出場であまり結果を残すことができていなかったユーリだが、大事な一戦で今までのうっぷんを晴らすような強烈なシュートを決めてチームの勝利に大きく貢献した。
今季4ゴール目を決めたユーリ。J1から若い選手を積極的に獲得して起用している相模原で、少しずつプレイ時間を減らしていたユーリだったが、自身の持ち味を活かしたゴールで勝ち点3をもぎ取った。J2でも類を見ない彼のフィジカルは、J2残留に向けて今後もチームの大きな武器となるだろう。
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