ディアスほど安定感という言葉が合う選手はいない photo/Getty Images
次はクラブ・ブルージュ戦だ
プレミアでは開幕戦以来の黒星となったマンチェスター・シティ。まだ10節であり立て直すことは可能だが、この敗戦が後に響かなければ良いが。
この試合ではやはりセンターバックを務めていたアイメリック・ラポルトが足を引っ張る形となったか。先制点に関しても自陣で不用意なボールロストがあり、退場となった場面でも手を使って相手を倒してしまっている。何かとミスが目立つラポルトだったが、今後はジョン・ストーンズがルベン・ディアスの相棒となるか。
このように前半終了間際にラポルトが退場となり、1人少ない中で試合を戦ったマンCだが、ディアスのパフォーマンスは別格だった。
昨季ベンフィカから加わったポルトガル代表DF。ナポリのカリドゥ・クリバリの獲得が失敗した際のプランBとして獲得された彼だが、持ち前のリーダーシップの高さと守備での強度を武器に一気にスタメンを奪取。昨季はストーンズとのコンビが安定感抜群であり、クラブを初のCLファイナルに導いている。
後半にはフォーメーション変更で3バックの一角を務めたディアスだが、パスの成功率は驚異の89%を記録。オーバーラップしてクロスを供給するなどのプレイがあり少しパス成功率は下がっているが、自陣ではほぼノーミスでありこの数字は評価できる。更にタックル成功数はチームトップの8回をマークしており、後方でボールを回収し前線に繋げていた。このミスの少なさと守備での安定感こそがディアスが評価される所以だろうか。
ラポルトの退場で際立ったディアスの安定感。