昨冬ユヴェントスに加入し、以降はレンタルという形でジェノアでのプレイを続けているロヴェッラ photo/Getty Images
ジェノアで伸びる若き才能
今夏マッシミリアーノ・アッレグリ監督を再登板させたものの、2021-22シーズンのユヴェントスはなかなか調子が上がってこない。今季はここまでセリエAで8位。
今季はイタリアの絶対王者復権を目指すシーズンだったはずが、どうにも本調子とはほど遠いユヴェントス。しかし、そんな同クラブに今冬頼もしい存在がチームに加わるかもしれない。
その選手とは、現在ジェノアへとレンタルされているMFニコロ・ロヴェッラ(19)だ。伊『Gazzetta dello Sport』によると、ユヴェントスは今季セリエAでめざましい活躍を披露している同選手を、今冬チームに合流させること計画しているという。
中盤の底を主戦場とし、2021-22シーズンはここまでセリエAで全13試合に出場しているロヴェッラ。そのプレイスタイルはアンドレア・ピルロやロドリゴ・ベンタンクールなどとも比較されており、中盤からゲームを動かす新世代のレジスタとして注目されている。加えて、優れた献身性も彼の大きな武器で、セリエA公式サイトによると、現時点で同選手が記録している1試合平均走行距離は11.388km。これは2021-22シーズンにセリエAでプレイしている選手のなかで3番目に高い数値というのだから驚きだ。
冬にロヴェッラを呼び戻すとなれば、ユヴェントスはMFマヌエル・ロカテッリを1列前のポジションで起用することも可能となる。ロカテッリはイタリア代表でインサイドハーフとしてプレイすることも多く、間違いなくシステムのオプションは増えるだろう。このロヴェッラの復帰計画。
今季序盤戦はなかなか思い通りに事が運んでいないビアンコネリだが、冬にロヴェッラを合流されることで風向きが大きく変わる可能性は高い。ユヴェントスがレンタルバックを待ちわびる19歳のレジスタ。復帰となれば、そのプレイからは目が離せない。