岡山でも活躍した赤嶺 photo/Getty Images
今季は琉球でプレイした赤嶺
FC琉球は赤嶺真吾の今季限りでの現役引退を発表した。J1でも得点を量産したストライカーがまた1人、スパイクを脱ぐこととなった。
沖縄県出身の赤嶺は駒澤大学から2006年にFC東京へ加入。ルーキーながら3得点を挙げる活躍を見せると、2008年には30試合12得点を記録するなどチームのエースとして活躍する。城福浩監督の下で大きく成長した赤嶺は、高精度のクロスを供給した長友佑都とのホットラインでゴールを何度も揺らした。
2010年夏にベガルタ仙台へと移籍すると、翌年から2年連続でキャリアハイとなる14ゴールを決める。2012年は仙台史上初のJ1での優勝争いを経験し、史上最高位となる2位に押し上げるなど、日本でも屈指のストライカーとして台頭した。ガンバ大阪を経て2016年にファジアーノ岡山へ移籍するとJ2でも存在感を発揮し、今季は地元の琉球でキャリア最後のシーズンを終えた。
クロスへの動き出しと強烈なヘディングによってゴールを量産した赤嶺。身長は180cmと特段に大きいわけではないものの、動き出しとポジショニングの上手さによって相手DFを手玉に取り、クロスボールに対しピンポイントのヘッドでゴールを決めてしまう赤嶺の技術力の高さには、ストライカーとしてのセンスも詰まっていた。今季で38歳を迎えながら琉球でも3ゴールを記録した要因は、彼の得点スキルの高さが際立っていたからだろう。

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