守田が行くとされるチャンピオンシップは2部だが、レベルは高い photo/Getty Images
2部では苦戦中のハル
先日発表されたスイスのグラスホッパーに所属する川辺駿のプレミア移籍。今季の後半戦はスイスでプレイし、22-23シーズンからウォルバーハンプトン・ワンダラーズFCに合流するようだ。
このように英国では日本人ブームが到来しているが、早くもその人数は増えることになりそうだ。ポルトガルメディア『O Jogo』によればイングランドの実質2部であるチャンピオンシップのハル・シティがポルトガルリーグのサンタ・クララでプレイする日本代表MF守田英正を獲得するようだ。移籍金は500万ユーロ(日本円にして約6億5400万円)と報じられている。
イングランドのトップカテゴリーであるプレミアリーグでのプレイ経験を持つハル・シティ。しかし、16-17シーズン以降は下のカテゴリーでプレイしており、昨季は実質3部リーグであるEFLリーグ1で戦い、首位でチャンピオンシップに戻ってきた。が、ここまで19位(降格圏は22位から24位の3クラブ)と奮っておらず、守田を加え残留に向けて後半戦を戦いたいのだろう。
フォーメーションは[3-5-2]を基本としており、守田が出場機会を得られるとすれば、ダブルボランチだ。ここまではグレッグ・ドハーティ(25)とリチャード・スモールウッド(31)が出ずっぱりであり、ある程度実力を見せられれば、思いのほか早く出番は得られるだろう。
また、日本人が英国でプレイする際に必要となる労働ビザだが、ポルトガルリーグやフル代表でのプレイタイムを考えれば、問題ない。今季もサンタ・クララでは16試合中13試合に出場している。
アーセナル冨安に続いてセルティックの古橋亨梧、旗手怜央、前田大然、井手口陽介、ブライトン三笘(加入後ベルギーへローン移籍)、ウルブズ川辺(加入後スイスへローン移籍)と今季だけで既に7人の日本人選手が英国に渡っている。