ミランがリストアップしているとされるポルトのムベンバ photo/Getty Images
CB補強に新たな候補
はたして今冬、ACミランは人員不足に陥っているセンターバックにどのような選手を補強することとなるのだろうか。デンマーク代表DFシモン・ケアーが膝の負傷で今季絶望となり、イングランド代表DFフィカヨ・トモリも膝の半月板を損傷して1カ月程度の離脱が濃厚となっている同クラブ。
そんななか、現時点で有力候補として浮上しているのはトッテナムのジェイフェス・タンガンガ(22)やマンチェスター・ユナイテッドのエリック・バイリー(27)。伊『calciomercato』によると、同クラブはリールに所属するDFスフェン・ボットマン(22)の確保にも動いているようだが、こちらは獲得に成功したとしても来夏加入となる可能性が高いとのこと。そこで、今季後半戦の急場を凌ぐにあたって白羽の矢が立ったのがタンガンガやバイリーだったという。
しかし、ミランは彼らのほかにもターゲットとしているCBがいるのかもしれない。伊『Gazzetta dello Sport』によると、ロッソネリは現在ポルトに所属するDFシャンセル・ムベンバ(27)の獲得にも興味を寄せているという。タンガンガやバイリーも悪くない候補だが、同クラブは経験や移籍金も考慮しつつ、ポルトとの契約満了まで半年を切ったムベンバをリストに加えたようだ。
今季はポルトで公式戦24試合に出場しているムベンバ。身長は182cmとあまり大きくないが、屈強なフィジカルを生かした肉弾戦の強さには定評がある。21-22シーズンのプリメイラ・リーガでは、ここまで地上戦勝率68.57%を記録中(データサイト『SofaScore』より)。過去にアンデルレヒトでプレイしていた頃には、そのスタイルから“NEWヴァンサン・コンパニ”と呼ばれたこともある選手だ。最終ラインの強度を上げるにあたっては、ムベンバも間違いなく興味深い候補と言えるだろう。
今冬ミランの補強候補に浮上する“第3のセンターバック”。はたして、ロッソネリは今回のマーケットで新たに誰をチームへ加えるのだろうか。ムベンバも実力者だけに、もし加入となれば面白い存在となるのは間違いない。