若かりし頃のロナウド photo/Getty Images
若い頃の精度と威力は凄まじかったが……
マンチェスター・ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウドをフリーキックの名手と呼ぶのは難しいのだろうか。
ロナウドといえばフリーキックの際に見せる独特な助走も話題で、若い頃はマンUとレアル・マドリードを中心にいくつも印象的なフリーキックを決めてきた。
しかし、年齢を重ねるとともに精度は徐々に低下。壁にぶつけたり、遥か上に飛んでいくシーンも珍しくない。年齢を重ねたことによる肉体の変化があったのか、それともボールの質にも違いがあるのか。今ではロナウドのフリーキックに期待をかけるのは難しくなってきている。
英『Squawka』によれば、ロナウドは2017-18シーズンから合計するとリーグ戦では90本フリーキックを蹴っているという。そのうち、入ったのは1点となっている。この精度では厳しく、SNS上では「彼を良いキッカーと認めることはできない」、「フリーキックはブルーノ・フェルナンデスに譲るべき」といった意見が出ている。
マンUにはブルーノ・フェルナンデスや、ロナウドに近い無回転シュートを打てるマーカス・ラッシュフォードなど実力者は揃っている。そちらに任せていった方がいいのかもしれない。
以前マンUでプレイしていた2007-08シーズンには衝撃のポーツマス戦でのゴールなど、1シーズンに5本もフリーキックを決めていた。2008-09シーズンも5本、レアルに移籍してからも2009-10シーズンにはチューリッヒ戦での2連発を含め6本フリーキックをネットに突き刺している。
当時は間違いなく世界的なキッカーだったはずだが、ここ数年で評価は落ちてしまった。サッカー史に残るキッカーと呼ぶのは難しくなってきたか。