セルティック加入早々躍動したオリリー photo/Getty Images
いきなりチャンスメイクを連発
前田大然、井手口陽介、旗手怜央と一気に日本人3選手を加える補強プランが話題を集めるスコットランドのセルティック。早くも前田と旗手はネットを揺らしており、サポーターもうっとりしていることだろう。
しかし、セルティックの補強はこれだけではない。今冬にはイングランドの3部相当となるリーグ1に所属するMKドンズより21歳のイングランド人MFマット・オリリーという選手も獲得しているのだ。
オリリーもさっそくリーグ戦で起用されることになり、26日のハーツ戦にスタメン出場。このゲームでは旗手が見事なゴールを決めたことで話題が持ち切りとなっているが、セントラルMFのオリリーも2点目となるギオルゴス・ギアクマキスのゴールをお膳立て。86分間のプレイで見事チームの勝利に貢献してみせたのだ。
データサイト『WhoScored』によると、このゲームでオリリーは実に8本のキーパス(シュートに直結するパス)を記録している。1試合の記録では、これは今季のスコットランド1部リーグでは2番目に多い数字だという。
今季もセルティックに移籍するまではMKドンズの主力としてリーグ1で26試合を戦い、そこで7得点5アシストと見事な数字を残していた。環境はスコットランドとなったが、1部で戦うのはオリリーにとって初のことだ。そこでいきなり8本もキーパスを記録したとなれば上々のスタートだろう。
世代別イングランド代表でプレイした経験もあり、オリリーの獲得もセルティックにとっては大ヒットかもしれない。移籍金も井手口、旗手、前田の日本人トリオよりは僅かに高額だが、180万ユーロに抑えられている(金額は『Transfermarkt』より)。
狙うはライバルで首位を走るレンジャーズを捉えることだ。現在レンジャーズとは4ポイント離されているが、日本人トリオとオリリーの補強で一気にギアを上げられるのか。オリリーの方にも注目だ。