バルサに戻ってきたアウベス photo/Getty Images
ブラジル人サイドバックたちの圧巻攻撃力
6日に行われたバルセロナVSアトレティコ・マドリードの一戦では、サポーターが待っていたシーンの1つを見ることができた。
バルセロナに復帰したDFダニエウ・アウベスが逆サイドへクロスを送り、それに左サイドバックのジョルディ・アルバがボレーで合わせて得点を記録したのだ。
2010年代を代表する超攻撃型サイドバックの両名が見事な共演を果たすことになり、バルセロナサポーターも大いに喜んだことだろう。
2人の攻撃性がどれほど優れているのか。それは数字を見れば分かってくる。
英『GIVE ME SPORT』は21世紀に入ってからの「サイドバック得点関与ランキング(得点&アシスト)」を紹介しているが、そこでアルバは第4位だ。これまでクラブとスペイン代表合わせて45得点107アシストを記録しており、合計すると152のゴールに深く関与してきたことになる。
では、バルセロナに戻ってきたアウベスはどうなのか。おそらく誰もが理解している答えだろうが、アウベスは74得点202アシストで合計276のゴールを演出しており、これは21世紀に入ってからは1位の数字だ。

アルバも驚異の攻撃性誇る photo/Getty Images
バルサでもっと見たいアウベス&アルバの連携
トップ10を見ると、10位は昨季ドルトムントを退団したウカシュ・ピシュチェク(49得点58アシスト)、9位レアル・マドリードDFダビド・アラバ(44得点63アシスト。試合数の少なさでピシュチェクよりアラバが9位に)、8位は2020年に引退した元エヴァートンDFレイトン・ベインズ(44得点72アシスト)、7位がインテルDFアレクサンダル・コラロフ(62得点60アシスト)。
6位はドルトムントDFトマ・ムニエ(60得点66アシスト)、5位が元リヴァプールのヨン・アルネ・リーセ(71得点64アシスト)、4位は前述したアルバで、3位はレアル・マドリードDFマルセロ(50得点111アシスト)、2位が元レアルのロベルト・カルロス(132得点131アシスト)、そして1位がアウベスと、トップ3はブラジル人サイドバックとなっている。
PKやフリーキックを担当してきた選手は得点数を増やしやすくはなるが、得点数で目を引くのはロベルト・カルロスか。左サイドバックでは後輩のマルセロとも比較されるが、その攻撃センスは21世紀最高のレフトバックと言っていい。