復帰間近とされるセルティックの井手口 photo/Getty Images
先発となるか
夏に加わった古橋亨梧が大活躍し、さらに冬に移籍した旗手怜央、前田大然が即チームにフィットするなど、セルティックでの日本人ブームは継続中だが、少し乗り遅れてしまっているのが井手口陽介だ。
旗手、前田と同じ時期に加わった同選手だが、デビュー2試合目で負傷してしまい離脱が続いている。
起用されるとすれば[4-3-3]のアンカーとなるだろう。アロア・アスレティック戦でも先発であり、ポステコグルー監督もアンカーとして考えているはずだ。
豊富な運動量にボールを刈り取る技術の高さ、そこからボール運びや展開力など万能性を持つ井手口。日本代表への招集歴もある選手だが、セルティックへ移籍した古橋らと比較すればここ数年そこまでJリーグで目立っていた存在ではない。
それでも海外メディアからの評価は上々だ。英『The Athletic』では途中からの起用となったハイバーニアン戦でのパフォーマンスを高く評価しており、特にインテリジェンスと守備面での強度を称賛している。また、古橋や旗手などポステコグルーが連れてきた日本人選手はすぐにチームへフィットした前例もあり、そこまで心配されていない。
セルティックで長年プレイするカラム・マクレガーがポジションを争うライバルになる井手口。難題なミッションではあるが、古橋、旗手、前田に追い付くためにも、レイス・ローヴァーズ戦での活躍に期待だ。