ソシエダで活躍続けるダビド・シルバ photo/Getty Images
技術、動き出しのすべてが詰まった極上の一撃
マジョルカでプレイする日本代表MF久保建英にとっては最高のお手本と言えるのではないか。2日に行われたマジョルカVSレアル・ソシエダのリーガ・エスパニョーラ第21節にて、さすがの輝きを放ったのがソシエダでプレイする36歳MFダビド・シルバである。
久保とシルバは同じレフティーアタッカーで、見習うべき点は多いだろう。このゲームの前半35分には、ダビド・シルバが右サイドから綺麗にマジョルカの守備を崩し、先制ゴールを記録している。
ボールを受けてから前を向く動き、そして味方にパスを出したあとのスペースへの動き出しと冷静なフィニッシュ。この日の先制点はシルバの良さが詰め込まれたゴールだったと言える。
これがシルバにとって今季リーグ戦初得点ではあったものの、やはり一瞬のアイディアとテクニックはさすがだ。サッカーIQが高く、マンチェスター・シティやスペイン代表などあらゆるチームスタイルの中で結果を出してきた。2列目の選手ながら得点力が高いところも見逃せない。
SNS上では今回のゴールについて、「彼は熟成されたワインのよう」、「ベルナルド・シウバより優れている」、「左足の魔術師だ」など絶賛する意見が相次いでおり、36歳の今もシルバはその輝きを失っていない。
久保はこの華麗なるゴールをピッチ上で見ることになり、将来的にはこんな崩しを代表やレアル・マドリードでやってほしいところ。爆発的なスピードやパワーがなくとも決定的な働きが出来ることを証明するプレイで、シルバのような選手は日本人アタッカーが理想とするタイプなのだろう。
36-year-old David Silva has still got magic in his bootspic.twitter.com/ke5saAhf7h
— ESPN FC (@ESPNFC) March 2, 2022