昨季の冨安、ロメロ、ミレンコビッチに続く セリエAからステッ...の画像はこちら >>

トリノで評価を伸ばすブレーメル photo/Getty Images

また1人セリエA中堅クラブからアピールするDFが

昨季のセリエAでは、3人の若きDFが大きく注目を集めることになった。シーズン終了後にボローニャからアーセナルへ移籍することになった日本代表DF冨安健洋、ビッグクラブからの関心がありながらフィオレンティーナに残留したセルビア代表ニコラ・ミレンコビッチ、そしてアタランタからトッテナムへ移籍したアルゼンチン代表クリスティアン・ロメロだ。



年齢の近い彼らはイタリアで一気に評価を高めることになったのだが、その世代にはもう1人印象的な数字を残す者がいた。トリノでプレイするブラジル人DFブレーメルだ。

24歳のブレーメルはロメロ、冨安より1つ年上で、ミレンコビッチとは同い年のセンターバックだ。昨季も印象的なパフォーマンスだったが、今季はそれをも上回るプレイで評価を高めている。セリエAからのNEXTステップアップ候補として注目されているのだ。

今季はインターセプト数がセリエAのセンターバック部門1位となる87回、空中戦勝利数も1位となる97回、クリア回数は8位の88回を記録するなど、ボールを奪う部分において印象的な数字を残している。


昨季のセリエAではロメロ、冨安、ミレンコビッチが数字を伸ばしていたこともあってか、ブレーメルへの関心度は3人ほど高くなかった。しかし昨季もお得意の空中戦勝利数はDF部門3位となる96回を記録しており、昨季は4位が冨安(91回)、2位がミレンコビッチ(101回)、1位がロメロ(105回)となっていた。

インターセプト数1位もロメロで94回だったが、ブレーメルは昨季も70回で5位には入っている。セリエAで継続して結果を残せているのは大きく、今夏にはトップクラブによる争奪戦が展開されると予想される。

冨安、ロメロに続いてプレミアリーグへ向かう可能性もあり、また1人セリエAから勢いある若きDFが出世を果たそうとしている(数字は『WhoScored』より)。