ユヴェントスでプレイを続けてきたディバラ photo/Getty Images
アップダウンのあるキャリアではあるが……
このままユヴェントスは10番を背負うFWパウロ・ディバラと別れるのか。契約延長交渉の行方が注目を集めていたが、ここまでは難航している。
ディバラはユヴェントスでセリエA制覇5回、他にもコッパ・イタリア、イタリア・スーパー杯を複数回制覇してきたが、ユヴェントスでの7シーズンをどう評価すべきだろうか。
注目は得点数だ。2017-18シーズンにリーグ戦だけで22得点を挙げるなどゴールゲッターの側面も見せていたディバラは、ここまでユヴェントスで通算113のゴールを記録している。これはクラブ歴代11番目の数字であり、同時に現役選手の中では最多だ。
ユヴェントス歴代得点記録TOP25を見てみると、現役選手でランクインしているのはインテル・マイアミ所属FWゴンサロ・イグアインが22位(167戦66得点)、14位に現マンチェスター・ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウド(134戦101得点)、そして283戦113得点の11位ディバラの3人のみ。
試合数こそ違うが、ディバラの得点数は13位ミシェル・プラティニ(223戦104得点)、フィリッポ・インザーギ(165戦89得点)、パヴェル・ネドヴェド(327戦65得点)といったレジェンドたちの数字も超えている。
ただ、ディバラの評価は少々伸び悩んだところもある。2018-19シーズンはリーグ戦5得点、昨季は4得点と、ややアップダウンの激しいユヴェントス生活なのだ。今季は8得点5アシストを記録しているが、この数字に満足すべきかどうかも意見は分かれる。2017-18シーズンに22得点奪っていたことを考えると、満足できない部分もある。
アルゼンチンでリオネル・メッシとも比較された男も28歳を迎え、これ以上伸びしろがあるかは分かりづらい。
セリエA連覇に貢献してきたのは事実だが、果たしてクラブ歴代得点ランク11位のディバラはユヴェントスのレジェンドなのだろうか。