昨季新潟の得点源として活躍(写真は昨季) photo/Getty Images
2-1で新潟が逆転勝利する
アルビレックス新潟はJ2第8節でロアッソ熊本と対戦した。1点を先制される展開も、2ゴールを決めて逆転勝利を果たす。
1点ビハインドの22分、前線からのプレッシングで相手陣内でボールを奪うと、すぐさまシュートを放つ。相手GKが飛び出していたところを見逃さずに冷静なシュートを決め、1-1の同点に追いついた。
谷口はDFからボールを奪った瞬間にシュートを打った。プレスをかけている段階でGKの位置を確認しており、奪ってからシュートまでのイメージができていたのだろう。近年ゴールを積み重ねている谷口の得点センスと、同選手の正確なシュートが光った一撃だった。
谷口は2020年にいわてグルージャ盛岡からロアッソ熊本へ移籍し、J3で18ゴールを決めて同年の得点王に輝いた。その活躍が評価され、昨季からJ2の新潟へ加入し、初年度から13得点を記録するなど、エースとして成長を続ける。2018年の岩手でのプロデビューから3シーズンで二桁得点を記録し、唯一の一桁得点に終わった2019年も9ゴールと、毎年得点を量産。ステップアップのきっかけとなった古巣戦での、自らの成長を見せつける“恩返し弾”となった。