リヴァプールで成長するコナテ photo/Getty Images
ファン・ダイクも称える能力
昨夏、ドイツのライプツィヒから2人の若きフランス人センターバックが羽ばたいた。バイエルンへ向かったダヨ・ウパメカノ(23)と、リヴァプールへ向かったイブラヒマ・コナテ(22)だ。
年齢はウパメカノが1つ上となっており、すでにフランス代表デビューも果たしている。どちらかといえば、ウパメカノの方が評価は高かった印象だ。
しかし、その評価も変わりつつあるのではないか。コナテがリヴァプールで想像以上の成長を見せているのだ。
チーム状態が良いことも追い風にはなっているだろうが、コナテはチャンピオンズリーグなど重要なゲームでもフィルジル・ファン・ダイクの相棒を任される機会が増えている。194cmとサイズもあり、パワーに加えて機動力もある。
英『LFC TV』にて、先輩ファン・ダイクも「コナテは素晴らしい選手だ。個人的に、彼の年齢でこれほど優れているのはクレイジーだと思う」と後輩を称える。
まだまだジョエル・マティプとのポジション争いはあるが、コナテの未来が明るいのは確かだ。恐ろしいのは、これほどの逸材がまだフランスA代表デビューを果たしていないところにある。
まだ今年のワールドカップ・カタール大会まで時間は残されており、コナテをテストする場も作れるはず。バイエルンへ向かったウパメカノも優れたセンターバックだが、コナテもメンバー争いに加わることはできるだろう。
ファン・ダイク、マティプといった先輩の背中を追いかけながら、コナテは着実に名センターバックへの道を歩んでいる。