ホアキンはベティスで充実のシーズンを過ごした photo/Getty Images
40歳を過ぎて現役を続ける者も
今季のリーガ・エスパニョーラでは、40歳を迎えているレアル・ベティスFWホアキン・サンチェスが注目を集めた。今季のホアキンはここまでリーグ戦で得点こそ奪えていないが、チームはスペイン国王杯で優勝を果たすなど大成功。
ホアキンは先発の機会は減っているものの、国王杯・決勝のバレンシア戦でも34分間出場。ピッチの上で優勝の歓喜を味わった。ベティスに特別な思いを抱くホアキンにとっても特別なタイトルだったに違いない。
そのホアキンといえば、スペイン代表として2002年のワールドカップ日韓大会に出場していたことでも有名だ。当時はサイドからスピードに乗ったドリブルで相手DFをぶっちぎっていくスタイルだったが、20年経った今もスタイルを変えながらトップリーグで活躍を続けてきた。
アスリートにとって20年はかなり長い時間で、英『Planet Football』もまだ日韓大会を経験した現役プレイヤーがいることに驚いている。同メディアの紹介した現役プレイヤーリストの中には、当時の大会で日本代表をベスト16へ導いたMF稲本潤一(南葛SC)、MF小野伸二(コンサドーレ札幌)の名前も含まれている。
特に稲本が大会で決めた2ゴールは日本サッカー界に特大の影響を与えるものであり、世界的に有名な存在にもなった。その2人も現役プレイヤーだ。
他にも時間は短かったが、現ミランFWズラタン・イブラヒモビッチもスウェーデン代表の若きFWとして日韓大会のピッチに立ち、パルマ所属の元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンも日韓大会で守護神を務めた。
その中でも最大級の衝撃は、元パラグアイ代表FWロケ・サンタクルスか。
そのサンタクルスは現在パラグアイ国内リーグでプレイを続けており、2019年にはオリンピアの一員としてリーグ戦で26ゴール、2020年は17ゴール、そしてクラブ・リベルタに移籍した今年もここまで12試合で3得点2アシストの成績を残しており、8日のゲームでも得点を奪ったばかり。40歳を迎えたが、まだ国内では特別なストライカーなのだ。
日韓大会出場プレイヤーが今も現役を続けていることには特別な喜びがあり、ホアキンも今年4月に現役引退を撤回する宣言をしたばかり。まだまだトップレベルでのプレイを見せてほしいところだ。