プレシーズンマッチでは目に見える数字を残したアントニー・マルシャル photo/Getty images
まだ26歳の選手だ
エリック・テン・ハーグが新指揮官となり、早くも2試合のプレシーズンマッチを戦っているマンチェスター・ユナイテッド。プレシーズンではあるがリヴァプールに勝利するなど幸先のよいスタートを切った。
近年は自身の持つクオリティを発揮できず、昨季の後半戦はセビージャにローンで出されていたフランス代表FW。夏の移籍市場では売却も予想されていたが、そういった話はなく、プレシーズンはユナイテッドのトップチームに帯同している。
そんなマルシャルは直近の2試合で2ゴールと目に見える数字を残した。以前、英『DAILY STAR』では「ベテランで9番タイプのエディソン・カバーニがあれほど動くのに、マルシャルは何をしているのか分からない」と批判されていたが、プレシーズンマッチでは献身的な守備や動き出しからボールを貰うなど動けるFWに変わっている。
英『Football365』では来季のプレミアで期待したい選手をクラブごとに挙げており、ユナイテッドからはマルシャルが選出されている。同紙では新たなストライカーとして期待できると称賛しており、退団が予想されるクリスティアーノ・ロナウドがチームを去ればマルシャルがセンターフォワードの1番手になるか。
持っているクオリティは確かで、テン・ハーグがそれを引き出すことができれば再びトッププレイヤーに返り咲くことは可能だろう。スピード、テクニック、19-20シーズンにはリーグ戦で17ゴールを奪うなど得点力もある。まだ26歳とこれからピークを迎える選手であり、来季のユナイテッドではこのマルシャルに注目するのも面白いかもしれない。