ヴィッセル神戸では思うようにプレイできていない扇原貴宏 photo/Getty images
F・マリノスでの勢いは見られない
27日、ヴィッセル神戸がMF小林祐希の獲得を発表した。
東京ヴェルディでキャリアをスタートさせ、ジュビロ磐田を経てオランダのヘーレンフェーンに渡った小林。
中盤のプレイヤーであり、スペインのウエスカへ移籍した橋本拳人の代役として考えていいだろう。小林は創造性のあるパスを出せるパサーであり、山口蛍らと中盤を形成することになるだろう。しかし守備面では橋本の貢献が大きく、小林でその穴を埋められるかは怪しいところだ。
神戸の中盤といえば横浜F・マリノスからやってきた扇原貴宏の存在感が薄くなってしまっている。2017年から在籍していたF・マリノスでは主力として中盤で地位を確立しており、正確なパスで攻撃を組み立てていた印象が強い。昨季も32試合に出場しており、神戸での活躍も期待された。
しかし神戸での2022年シーズンは思うようにいっていない。リーグ戦での先発は6試合と少なく、プレイタイムも554分しかない。橋本が移籍したことで再びスポットライトが当たるかに思われたが、小林が来たことで再び扇原の地位は怪しくなっている。
30歳となった扇原だが、移籍も一つの選択肢だろう。
吉田孝行がシーズン途中に就任し、リーグ戦では現在4戦負けなしの神戸。攻守両面で輝いていた橋本の貢献度は高く、誰がその穴を埋めるのだろうか。