先発フル出場となった鎌田大地 photo/Getty images
鎌田が最も怖い存在であったことは間違いない
11日、昨季のCL王者レアル・マドリードとEL王者フランクフルトがぶつかるUEFAスーパーカップが行われた。フランクフルトの鎌田大地は先発、長谷部誠はベンチスタートとなった。
主導権を握ったのはレアルだ。自陣での正確なビルドアップと相手の組み立てを脅かすプレッシングを武器に、フランクフルトの前進を許さない。
それでも先にチャンスを得たのはフランクフルトだ。14分、ハーフウェイライン付近でアンスガー・クナウフがボールを奪うと、ラファエル・サントス・ボレがスペースにスルーパスを供給。鎌田がゴール前に走り込み、ティボー・クルトワと一対一となったが、鎌田のシュートは惜しくも止められてしまう。
試合が動いたのは37分だ。レアルがカウンターからコーナーキックを獲得すると、中央でカリム・ベンゼマが頭で合わせる。そのシュートは枠を外れたが、カゼミロがゴール前に折り返し、最後はダビド・アラバが押し込んでレアルが先制に成功した。
後半に入ると、フランクフルトがギアを上げる。中盤のセバスティアン・ローデを下げ、新加入のマリオ・ゲッツェをピッチに投入した。ゲッツェがシャドーに入り、鎌田が一つポジションを下げ、ボランチに役割を変えた。
しかし追加点を挙げたのはレアルだ。
終始試合をコントロールしたレアルが2-0でフランクフルト相手に勝利を収めた。ピンチらしいシーンも鎌田の抜け出しくらいであり、CL王者としての強さを見せるゲームとなった。攻守ともにレベルが高く、今季もレアルが欧州の主役となるだろう。
レアル・マドリード 2-0 フランクフルト
[得点者]
37分 ダビド・アラバ(レアル・マドリード)
65分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)

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