CL王者に挑戦するセルティックの古橋亨梧 photo/Getty images
注目の一戦だ
週末のリーグ戦も終了し、9月2週目のミッドウィークにはCL、ELのグループステージ初戦が各地で開催される。注目カード満載であり、どのゲームを見ても面白いサッカーが展開されるはずだ。
CLでいえば古橋亨梧、前田大然、井手口陽介、旗手怜央が所属するセルティックが昨季のCL王者レアル・マドリードと7日にいきなり対戦する。
大方の予想はレアルの勝利だが、セルティックの攻撃陣は今季研ぎ澄まされている。リーグ戦では6戦6勝であり、直近のレンジャーズ戦は4-0とリーグのライバルを圧倒した。6試合で25ゴールと得点を量産しており、その中心に6ゴール1アシストの古橋がいる。シュートセンス、ボールを受ける動き出しはピカイチであり、ティボー・クルトワ、エデル・ミリトンと世界を代表するDF相手にどこまでいい勝負ができるのか注目だ。
8日にはフランクフルト対スポルティングCPの日本人対決が実現する。鎌田大地と守田英正が所属しており、実力は五分五分といったところか。鎌田はリーグ戦4試合連続で得点に関与している。3ゴール1アシストとすでに昨季の5ゴール1アシストの記録に追いつこうとしており、この攻撃力がスポルティングCP相手にどこまで通用するのか。
マテウス・ヌネス、ジョアン・パリーニャが抜けたことで守田はスポルティングCPでボランチとして先発の座を掴んでいる。2-0で勝利したエストリル戦では先発フル出場しており、昨季のEL王者相手に守田は中盤を支配することができるのか。
ELでは久保建英所属のレアル・ソシエダが9日にマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。ユナイテッドはアントニー、リサンドロ・マルティネス、カゼミロと大型補強で即戦力をチームに加えており、戦力だけでいえばELレベルではない。
久保はカゼミロやスコット・マクトミネイらに中盤で潰されずどこまでバイタルエリアで仕事をできるかがカギになる。直近のアトレティコ・マドリード戦ではベンチスタートで、ユナイテッド戦は先発もあり得る。
ミッドウィーク開催となるCL、ELではセルティックとラ・レアルが5大リーグの強豪クラブと対戦することになる。格上との一戦となるが、爪痕を残し勝ち点獲得となるのだろうか。