レアルにも張り合える強いバルセロナが戻ってきたか photo/Getty images
10月はバルセロナにとって重要なゲームが多い
リオネル・メッシをはじめとする主力選手の退団、大金を費やした補強の失敗など近年のバルセロナには重たい雰囲気が漂っていた。CLでは結果を残せず、国内リーグのタイトルも18-19シーズンにまでさかのぼる。
そういった背景もあってバルセロナは今夏の移籍市場で大型補強を敢行。今後の放映権などを売却して資金を作り出し、ロベルト・レヴァンドフスキ、ジュール・クンデをはじめとする実力者を次々にチームに呼び寄せた。各ポジションにタレントが揃っており、ラ・リーガのライバルであるレアルにも選手の質では負けていない。
補強の成果はすでに出ており、リーグ戦では6勝1分勝ち点19で単独首位に。レアルも同様の成績を残しているが、得失点差でバルセロナが上回っている。
西『MUNDO DEPORTIVO』によると、バルセロナが首位に立つのは91試合ぶり、2020年6月16日以来のことだという。当時の指揮官はキケ・セティエンで、バルセロナはそこから監督が2回変わっている。
今季のバルセロナはカディス戦(0-4〇)、エルチェ戦(3-0〇)のように複数得点で勝利することが多いが、マジョルカ戦(0-1〇)のように思うように得点を重ねることができなくても勝てるチームになっている。各ポジションに実力者が配置されたことで勝負強さを手に入れており、取りこぼしたのは開幕戦の対ラージョ・バジェカーノだけだ。
首位を継続するためには16日のレアルとのエル・クラシコが重要になる。今のラ・リーガはバルセロナとレアルの2強であり、レアルに負けなければ他チームに負けることはほぼない。
クラシコまでにセルタ戦、CLでのインテルとの2戦を控えている。週2試合でゲームが行われることになり、シャビ・エルナンデス監督の選手それぞれのコンディション管理が重要になる。