スペインメディアは先制点奪取のD・シルバに最高評価 久保建英...の画像はこちら >>

シェリフ戦では思うようなパフォーマンスができなかった久保建英 photo/Getty images

ビジャレアル戦での躍動に期待だ

日本代表久保建英が所属するレアル・ソシエダは7日にELグループステージにてアウェイでシェリフと対戦。前半ゴールは生まれなかったが、後半2得点を挙げ、ラ・レアルが勝ち点3を獲得した。

これでグループステージ3連勝となり、決勝トーナメント進出に大きく近づいている。

このゲームで輝きを放ったのがダビド・シルバだ。マンチェスター・シティで長く活躍した元スペイン代表MFはラ・レアルでは主にトップ下で起用されており、シェリフ戦でもそのポジションでピッチに立っている。シルバの強みはどこでも時間を作れるキープ力であり、それは敵陣深い位置でも変わらない。懐の深いドリブルでボールを失わず時間を作り、攻撃に違いを作る。先制ゴールの場面ではパスで攻撃に深さを作り、ボックス内でのスペースを確保して強烈なシュートを突き刺している。

そんなシルバへの評価は高く、西『MARCA』の採点ではチーム最高点となる星3つを獲得している。正確なフィニッシュであり、このゴールでラ・レアルは勢いを得ることに成功している。

対する久保の評価はそれほど高くなかった。西『MARCA』の採点では星1つ、西『MUNDO DEPORTIVO』では「ラ・レアルでの最も不本意な試合。ライン間に顔を出さず、ボールを持ったとしても上手くいかなかった」と酷評されている。

試合を通して走れていたが、疲労の影響もあったのか。
代表で戦い、戻ってからはジローナ戦で88分、このシェリフ戦では先発フル出場だった。味方との連携が合わない場面もあり、消えてしまう時間帯も。フルタイム通してキーパスゼロ本と攻撃面では改善点の多いゲームだったといえる。

10日にはリーグ戦で古巣のビジャレアルと対戦する。ここまでの傾向的に久保は先発する可能性が高く、再びシェリフ戦のようなパフォーマンスであれば評価が下がってしまう。ここのところ上り調子であり、ビジャレアル戦では評価を挽回したい(データは『SofaScore』より)。

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