今季の鎌田大地のパフォーマンスは日本人選手の中でも圧倒的だ photo/Getty images
各地でサムライが活躍している
今週末の欧州リーグも盛り上がりを見せた。とくに日本人選手が各クラブで躍動しており、5大リーグに出場した選手の結果を振り返る。
『プレミアリーグ』
冨安健洋(アーセナル)
先発フル出場
(リーズ 0-1 アーセナル)
評点7.0
勝利したリヴァプール戦で活躍し続くリーズ戦でも冨安は左サイドバック起用となった。ビルドアップでミスは見られたが、3回のクリアに2度のインターセプト成功とスタッツは悪くない。
三笘薫(ブライトン)
途中出場46分IN
(ブレントフォード 2-0 ブライトン)
評点6.5
新体制となってからチームは勝てていないが、三笘の出場機会は明らかに増えている。ブレントフォード戦では後半からピッチに立ち、3本のキーパス供給、ビッグチャンスの創出と素晴らしいパフォーマンスを披露した。しかしこのゲームで負傷してしまい、ノッティンガム・フォレスト戦は欠場。マンチェスター・シティ戦も出られるか分からない状況となっている。
『リーガ・エスパニョーラ』
久保建英(レアル・ソシエダ)
先発75分OUT
(セルタ 1-2 レアル・ソシエダ)
評点6.1
イマノル・アルグアシル監督からの信頼は厚く、セルタ戦でも先発となった。しかしこのゲームでは存在感を見せられず、後半ベンチに退いた。自チームのビルドアップがセルタのプレッシングを無効化できず、久保にいい形でボールが回ってこなかった。しかもマッチアップする選手が強力で、ゲームから消えてしまっていた。
『ブンデスリーガ』
原口元気(ウニオン・ベルリン)
出場なし
(ウニオン・ベルリン 2-0 ボルシア・ドルトムント)
評定なし
吉田麻也(シャルケ)
先発フル出場
(シャルケ 0-3 ホッフェンハイム)
評点6.5
センターバックで出番を得ている吉田だが、相変わらずチームの失点は減らない。ホッフェンハイム戦でも複数失点しており、対処しなければならない。
伊藤洋輝・遠藤航(シュツットガルト)
伊藤は75分から途中出場
遠藤は先発フル出場
(シュツットガルト 4-1 ボーフム)
評点6.1、7.8
伊藤と遠藤共に出場したシュツットガルトは今季初のリーグ戦勝利を飾った。遠藤はゴールを決めており、ここから流れに乗りたい。
堂安律(フライブルク)
先発75分OUT
(バイエルン・ミュンヘン 5-0 フライブルク)
評点6.1
フライブルクではコンスタントにピッチに立っている堂安だが、やはりドイツの絶対王者は強かった。堂安はデュエルで5勝、3回のボール奪取成功と存在感を見せたが、大量失点で敗れることに。
鎌田大地・長谷部誠(フランクフルト)
鎌田は先発87分OUT
長谷部は出番なし
(フランクフルト 5-1 レヴァークーゼン)
評点8.3、評点なし
ここ最近のフランクフルトは好調であり、その中心にいるのが鎌田大地だ。このレヴァークーゼン戦でも2ゴールを記録して勝利に貢献している。『Kicker』が独自に選出する節ごとのベストイレブンには鎌田が選ばれている。今季2度目であり、好調の証だ。鎌田と共に出場を続けていた長谷部だが、負傷が発覚。しばらくは戦列から離れることになる。
板倉滉(ボルシアMG)
出場なし
(ヴォルフスブルク 2-2 ボルシアMG)
評点なし
今節も負傷で出番なしの板倉だが、クラブの公式SNSでは走っている姿が投稿されており、リハビリは順調な模様。チームも6位とまずまずな成績を残しており、復帰を待ちたい。
浅野拓磨(ボーフム)
出場なし
(シュツットガル 4-1 ボーフム)
評点なし
『リーグ・アン』
伊東純也(スタッド・ランス)
出番なし
(ロリアン 0-0 スタッド・ランス)
評点なし
川島永嗣(ストラスブール)
出場なし
(ストラスブール 0-3 リール)
評点なし
オナイウ阿道(トゥールーズ)
出場なし
(トゥールーズ 3-2 アンジェ)
評点なし
南野拓実(モナコ)
先発21分OUT
(モナコ 1-1 クレルモン)
評点6.2
リーグ戦では久しぶりの先発となった南野だが、21分でピッチを後にしている。南野のパフォーマンスではなく味方にレッドカードが出され人数不利となったアクシデントによるものだが、運が悪い。