バイエルンの中盤支えるゴレツカとキミッヒ photo/Getty Images
クラブで培った連携は脅威
日本代表はワールドカップ・カタール大会初戦でドイツ代表と対戦するが、互角の勝負へ持ち込むには中盤の攻防を制する必要がある。日本にとって危険なのはバイエルンでコンビを組むジョシュア・キミッヒとレオン・ゴレツカだ。
バイエルンでボランチコンビを組むことの多い2人について、独『Bavarian Footballworks』はバイエルンの歴史に残る最高のペアと絶賛する。この2人の場合はダブルボランチだが、このままいけばバルセロナでのセルヒオ・ブスケッツ、シャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ、レアル・マドリードのカゼミロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチのトリオにも負けない組み合わせになれるとの見方だ。
ドイツ代表では他にもイルカイ・ギュンドアンなど優秀なMFがいるため、必ずキミッヒとゴレツカがコンビを組むとは限らない。しかしドイツが[4-2-3-1]のシステムを選択する場合、キミッヒとゴレツカがボランチで起用される可能性は十分にある。
キミッヒは中盤から自在にボールを散らすことができ、試合の中でボールを失うことがほとんどない。キミッヒに自由を与えるということは、試合の支配権をドイツに渡すに等しい。日本は何としてもキミッヒを封じなければならない。
相棒のゴレツカは肉体強化でフィジカルモンスターへと変化を遂げており、キミッヒが持ち合わせていないパワーと高さをプラスできる。2018‐19シーズンにはリーグ戦で8ゴールを奪うなど得点に絡む力も持ち合わせており、キミッヒとゴレツカのコンビはタイプ的にも相性が良い。
ゴレツカはコンディションの部分にやや不安があるものの、同サイトはバイエルンで史上最高のコンビになると特大の期待をかけている。今後10年近くバイエルンの中盤を支配することも可能なはずで、クラブできっちりと連携が取れている2人を抑えるのは日本も苦労しそうだ。