バルセロナ時代がスアレスの全盛期か photo/Getty Images
世界最高のストライカーと称賛された時期も
クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシが支配していた時代が終わり、今年のバロンドールはレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマが受賞した。4位にはベンゼマと並んで現世界最高級センターフォワードと称賛されるバルセロナFWロベルト・レヴァンドフスキがランクインしており、ここ1、2年で両者の評価はさらに上昇した印象だ。
この流れで注目を集めている選手がいる。SNS上で話題を呼んでいるのは、今季よりウルグアイのナシオナルに復帰した35歳のFWルイス・スアレスだ。
リヴァプール、バルセロナなどで活躍してきたスアレスも2010年代を代表するゴールゲッターだったが、バロンドールには届かなかった。これはメッシ、ロナウドが全盛期だった影響が大きいだろう。
SNS上では「スアレスの全盛期は明らかにベンゼマより上だった」、「リヴァプールとバルセロナでスアレスがどれほど支配的で優れていたか多くの人はきっちりと認識していない。彼は全盛期に偉大なメッシ、ロナウドと競い合った」、「メッシとロナウドは他の偉大な選手たちを覆い隠した」といった意見が出ており、スアレスもバロンドールにふさわしかったとの見方だ。
もっともベンゼマとスアレスは1歳しか年齢が変わらないため、34歳の今もレアルのエースとしてトップレベルを維持しているベンゼマの努力が凄いのは確かだ。しかしスアレスもバルセロナ時代の2015-16シーズンにリーガ・エスパニョーラで40ゴールを挙げるなど、得点力ではベンゼマやレヴァンドフスキにも負けていなかった。スアレスが世界最高のストライカーと評価されていた時期もある。
メッシ、ロナウドと全盛期がズレていれば、スアレスもバロンドールに手が届いたはずだ。それはレヴァンドフスキにも言えることで、ベンゼマ、レヴァンドフスキ、スアレスの3人はバロンドールを獲るべきストライカーだったと言えよう。

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