アーセナルからスタッド・ランスにやってきたフォラリン・バログン photo/Getty images
期待できるFWに成長している
昨季のアーセナルはピエール・エメリク・オバメヤン、アレクサンドル・ラカゼットと2人のストライカーがチームにいる状態でシーズンをスタートさせたが、シーズン終盤にはストライカー不足に陥っていた。オバメヤンはバルセロナへ移籍し、ラカゼットは不調だったからだ。
そんなストライカー不足のアーセナルから今季2人のFWがフランスへ渡った。リヨンに完全移籍したラカゼットとスタッド・ランスへローンで加わったフォラリン・バログンだ。ラカゼットは昨季アーセナルで4ゴール、バログンはミドルズブラで3ゴールに終わったが、今季は両者ともに各所属クラブで7ゴールずつ決めており、得点源として輝きを放っている。
プレミア、リーグ・アンと各リーグでのレベル差はあるとはいえ、今季彼らの活躍はサプライズだ。ラカゼットは昨季、貢献度は高いが得点力不足とされていたが、今季はリヨンで最もゴールを奪っているFWだ。バログンも思うように英2部で輝けなかったが、リーグレベルを上げた今季は水を得た魚のように日本代表の伊東純也と共にチームをけん引している。共にリーグ・アンの得点ランキングでは5位となっており、今季絶好調のリオネル・メッシ(6ゴール)よりも上の数字を残している。
「アーセナルにいた時、彼はいつも僕の成長を助けてくれた。技術の指導やアドバイスをくれたんだ。彼は「君はリーグ・アンに行くべきだ。
英『talk SPORT』ではバログンが今季のスタッド・ランス移籍はラカゼットのアドバイスのおかげだと明かしている。冗談交じりに代理人になるべきだと話しており、両者間の関係は非常に良好だと推察できる。
実際にそのラカゼットの勘は当たっており、今季のバログンはリーグ・アン屈指の点取り屋に成長している。英『football.london』ではバログンの来季アーセナル復帰が待ち遠しいと期待しており、ジェズス、エンケティアとのポジション争いに臨むことになる。
ブラックプールではチャーリー・パティーノも活躍しており、アーセナルの若手は非常に優秀だ。トップチームではブカヨ・サカらアカデミー出身の選手たちが輝いており、バログンも彼らに続きたい。