コロンビアの英雄ハメスの全盛期は“2014年” W杯と同等の...の画像はこちら >>

日本戦でのハメスは強烈だった photo/Getty Images

キャリアはその後下降線に

ワールドカップでの活躍を機に、世界を代表するビッグクラブへステップアップする者も少なくない。4年に1度の祭典にはスカウトも目を光らせており、この大会からキャリアが大きく動き出す選手もいる。



英『Daily Mail』が注目したのは、2014年大会のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスだ。

ハメスはこの大会で6ゴールを挙げて得点王に輝き、その実績を引っ提げてレアル・マドリードへ加入した。与えられた背番号は10番で、チャンスメイカーとしてチームをさらなる成功へ導くことが求められた。

しかし、同メディアはワールドカップ後にレアルがハメス獲得へ動いたのは失敗だったと結論付けている。ワールドカップでの活躍は派手だったが、どこかあそこがピークになってしまった印象もある。

特にウルグアイ戦で決めた左足ボレーシュートはハメスのキャリアを語るうえで欠かせない鮮烈な一撃となったが、レアルでその左足が火を吹く機会は稀だった。

結果的にハメスはバイエルンへのレンタル移籍を挟み、2020年にエヴァートンへ移籍。ビッグクラブから声がかかる選手ではなくなり、カタールのアル・ラーヤンを経て今夏にはギリシャのオリンピアコスへと移籍している。

レアルでの期待は大きかったが、イスコやモドリッチなどライバルは多かった。コロンビアは今年のワールドカップ出場権を逃しており、代表でもクラブでもハメス最大の輝きは2014年のブラジル大会となるか。

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