岡山に3ゴールで勝利した山形(写真はイメージ) photo/Getty Images
6位からのJ1昇格を目指す山形のエース
ディサロ燦シルヴァーノの得点量産が止まらない。今夏清水エスパルスからモンテディオ山形へと期限付き移籍を決めたストライカーがJ1昇格へと躍進するクラブをけん引している。
2019年に法政大学からギラヴァンツ北九州へと加入したディサロは、J2へと昇格した2年目に覚醒し、35試合で18ゴールを記録。クラブを5位へと浮上させるなど大きな活躍を見せると、翌年からは清水に移籍する。
しかし清水でなかなかゴールを決められない日々が続き、昨季は24試合1ゴールと悔しい結果に終わる。再起を期した今季も出場機会は得られず、7月から山形へ期限付きでの加入を決断した。
するとJ2の舞台でゴールを量産。17試合の出場で8ゴールを決めるなど大きな活躍を見せると、チームの成績も向上する。序盤は出遅れてしまい下位へと沈む経験もした山形。前半戦のエースだった藤本佳希が長期離脱となったが、ディサロが得点を量産したことでチームの勢いは加速した。
そしてJ1参入プレイオフを懸けた最終節・徳島ヴォルティスとの直接対決でもディサロが2ゴールを決めて勝利し、6位に滑り込む。J1参入プレイオフ1回戦で激突した3位・ファジアーノ岡山には、ディサロが先制ゴールを皮切りに3得点で完勝。リーグ戦でダブルを食らった相手に大きなリベンジを達成した。
昇格に向けた重要な2戦でどちらも先制ゴールを決めているディサロ。