リヴァプールのレジェンド・ジェラード photo/Getty Images
何でもできる理想的なMFだった
プレミアリーグ史上最高のMFをテーマに議論するならば、現在活躍するマンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネは確実に入ってくるだろう。長短のパスを自在に操るチャンスメイク力は世界屈指で、パンチ力あるミドルシュートも飛ばしてくる。
その他の常連メンバーでは元チェルシーMFフランク・ランパード、元マンチェスター・ユナイテッドMFポール・スコールズ、元リヴァプールMFスティーブン・ジェラードのイングランドMFトリオ、さらにマンCで活躍したヤヤ・トゥレやダビド・シルバ、元アーセナルMFパトリック・ヴィエラあたりも入ってくるか。
明確な1番を選ぶのは難しいが、中でも万能MFとして高い人気を誇るのがジェラードだ。英『TalkSport』にてジェラードを絶賛したのは、リヴァプールで一緒にプレイした経験を持つジャーメイン・ペナントだ。
「ジェラードは完璧なMFだった。彼はセンターバックのように守れるし、ストライカーのようにゴールを奪い、スコールズ級のパスを操る。彼はすべてを備えていた。トップ4を選ぶなら、1位はジェラード、そこからスコールズ、デ・ブライネ、ランパードは4番目だ。デ・ブライネに関しては、平均的なチームではジェラードのように活躍できないと思う。ジェラードは平均的だった頃のリヴァプールでプレイしていたからね」
ペナントは、例としてFIFAワールドカップ・カタール大会で苦戦したベルギー代表を挙げている。全体的に高齢化の目立ったベルギー代表では仕方のないところもあるが、確かにデ・ブライネは決定的な働きが出来なかった。今のパフォーマンスはマンCでプレイしているからというのがペナントの意見だ。
ここまでくれば好みの問題だが、総合力ならばジェラードは突出しているか。デ・ブライネがプレミア史上最高を争うランクにあるのは確かで、今後も議論は続きそうだ。

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