レアルでは苦しい時間が続くアザール photo/Getty Images
C・ロナウドの後継者になれぬまま3年半が過ぎた
7日、レアル・マドリードに所属するFWエデン・アザールが32歳の誕生日を迎えた。
最近は30代に入ってからも活躍する選手が増えたこともあり、年齢は問題ではないとの意見も目立つ。
しかし、それはコンディションを保ち続けた場合の話に限られる。何度か『太った』と批判を浴びてきたアザールのようなタイプのアタッカーは年齢の影響を受けやすいと言えよう。
事実2019年にチェルシーからレアルへ移籍したアザールは、明らかに輝きを失っている。お得意のドリブルも威力を失ってしまい、ベルギー代表でも昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会で結果を出せなかった。
スペイン『MARCA』は、誕生日に合わせてチェルシー時代とレアル時代の成績を比較している。何とも残酷なタイミングでの比較だが、チェルシー時代のアザールは通算110ゴール92アシストもの数字を叩き出している。当時のプレミアでは1、2を争う才能と言っても良かったはずで、ドリブルに関しては無双状態にあった。
ところがレアルでは3年半で7ゴール11アシストに留まる。レアルはアザールにクリスティアーノ・ロナウドが着用していた7番を託しており、さすがにここまで成績が落ちるとは予想していなかったはず。ヴィニシウス・ジュニオールが予想を上回る速度で成長してくれたが、本来はアザールをロナウドに代わる新エースと考えていたはずだ。
レアルのクラブ史に残るワースト補強候補と言われても文句は言えないか。チェルシー時代のパフォーマンスが圧巻だっただけに、この3年半は非常に残念な結果となってしまっている。
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