シュツットガルトでプレイするザガドゥ photo/Getty Images
レフティーの大型CBとして貴重な人材だが……
昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会で準優勝の成績を収めたフランス代表は、センターバックの位置にも多くの優秀な選手を抱えている。
ダヨ・ウパメカノ、イブラヒマ・コナテ、ウィリアム・サリバらは4年後も主力になると予想されるが、本来ならばその争いにDFダン・アクセル・ザガドゥ(23)も割って入れたのではないか。
パリ・サンジェルマンのアカデミーから出てきたザガドゥは196cmものサイズを誇る大型センターバックで、レフティーなのも魅力だ。2017年にはドルトムントへ移籍し、世代別フランス代表でも継続的にプレイしてきた。
2019年に行われたU-20ワールドカップには主将として参戦。チームメイトにはフランクフルトDFエヴァン・ヌディカ、アストン・ヴィラDFブバカル・カマラ、ミランMFヤシン・アドリ、レンヌFWアミーヌ・グイリ、レヴァークーゼンFWムサ・ディアビ、モナコMFユセフ・フォファナ、レスター・シティMFブバカル・ソマレら現在5大リーグで活躍するタレントが揃っており、このうちフォファナは昨年のカタール大会でも出番を得ていた。
ザガドゥの評価も高かったが、2020年以降は度重なる怪我に苦しめられている。昨夏にはドルトムントからシュツットガルトへ移籍したが、先日のトレーニングでチームメイトとの接触から足首の靭帯を傷めてしまったようで、再び離脱することになってしまった。
シュツットガルトでは出番を得ていただけに、このタイミングでの負傷は残念だ。23歳の若さでブンデスリーガ通算出場試合数は70を超えており、フランスのA代表でプレイしてもおかしくない実力は備えている。大きな怪我が続いているのは厳しいが、ザガドゥ完全復活はいつになるだろうか。