シャルケを昇格へ導いたテロッデ photo/Getty Images
昇格請負人の大型FWは苦戦中
昨季念願のブンデスリーガ1部への昇格を決めたシャルケだが、今季前半戦では2勝しか挙げられていない。ここまで15試合で2勝3分10敗で最下位となっており、間もなく再開するブンデスリーガ後半戦では残留へ勝ち点を稼がなければならない。
シャルケといえば日本代表DF吉田麻也もプレイしているクラブで、32失点と苦戦している守備の立て直しへ吉田の頑張りも必要となるだろう。
だが、それ以上の問題はリーグ最少の13ゴールしか奪えていない攻撃陣だ。守備はもちろんだが、得点を増やしていかなければ残留は厳しい。
シーズン開幕前に期待されていたのは、ブンデスリーガ2部のスペシャリストであるFWシモン・テロッデだ。192cmのサイズを誇るテロッデは昨季もシャルケのエースとして2部で30ゴールを挙げる活躍を見せ、チームを1部復帰へと導いた。
今季より1部での戦いとなったわけだが、これが1部になると得点数が増えない。今季のテロッデは3ゴールに留まっており、やはり2部とのレベル差を感じさせる。
テロッデが1部に挑戦するのはこれが初めてではなく、ケルン、シュツットガルトでも1部の戦いを経験しているが、いずれも満足な成績は残せていない。2部では通算283戦172ゴールと驚異的な成績を残しているが、1部では73戦13ゴールとやや寂しい。
独『SPort1』によると、テロッデは「僕たちには競争力があると思うし、後半戦には勝ち点を獲得できると信じている」と後半戦へ意気込んでいる。テロッデのゴールも欲しいところだが、シャルケは1部で生き残れるだろうか。