アル・ナスルでプレイするロナウド photo/Getty Images
ピークは過ぎたとの見方もあるが……
昨年のワールドカップ・カタール大会を最後に指揮官フェルナンド・サントスが退任し、ロベルト・マルティネスの下で新たなスタートを切るポルトガル代表。23日よりスタートするEURO2024予選へ向けたメンバー発表が注目を集めたが、そのリストにはクリスティアーノ・ロナウドの名前も入っていた。
ロナウドは今冬にマンチェスター・ユナイテッドを離れ、サウジアラビアのアル・ナスルへ加入。そこでは10試合で9ゴールを記録しており、18日に行われたアブハーとのリーグ戦でも直接フリーキックを叩き込むなど活躍している。
とはいえ、38歳のロナウド招集に驚いた人もいるだろう。今回のポルトガル代表メンバーで、欧州以外のクラブから招集されたのはロナウドのみ。昨年のカタール大会も途中でスタメンから外れるなど、ピークを過ぎたとの見方もある。アル・ナスルでのパフォーマンスはさすがだが、サウジアラビア国内リーグのレベルを欧州5大リーグと比較するのは難しい。
マルティネスは年齢で判断はしないとコメントしており、スペイン『as』は「ポルトガルのスターは代表を離れず、EURO2024を目指している。彼は39歳でドイツの地に降り立つ予定だ」と取り上げ、少なくとも来年のEUROまではポルトガル代表の一員であり続けると見ている。
気になるのは起用法か。マンUに在籍していた際にはエリック・テン・ハーグが思い切ってロナウドをスタメンから外す決断を下したが、何かと個性の強い選手ではある。スーパーサブとしての役割を受け入れてくれるかは分からない。
今回の代表メンバーにはベンフィカで躍動するFWゴンサロ・ラモスも招集されており、クラブでのパフォーマンスを考えればセンターフォワードはラモスが妥当だろう。