MVVマーストリヒトで活躍するルーベン・ファン・ボメル photo/Getty Images
オランダ代表でプレイする日はくるか
時代の流れを感じさせるが、最近は21世紀のサッカー界で活躍してきた名選手のジュニアたちが何かと注目を集めている。
現在オランダで話題を呼んでいるのは、元オランダ代表MFマルク・ファン・ボメルの息子であるMVVマーストリヒトFWルーベン・ファン・ボメル(18)だ。
父のマルク・ファン・ボメルといえば、PSVやバイエルン、ミランなどで活躍し、2010年のワールドカップ・南アフリカ大会では準優勝に貢献した同国のレジェンドMFだ。引退後は指導者の道へ進んでおり、現在はベルギーのアントワープを指揮している。
そんな偉大なる父に続けと、息子のルーベン・ファン・ボメルは躍動している。所属するMVVマーストリヒトはオランダ2部にあたるエールステ・ディヴィジで戦っており、ルーベンは今季そこで12ゴール5アシストの成績を残している。セントラルMFだった父とは異なり、ルーベンは左ウイングを本職とするアタッカーなのだ。2部とはいえ、18歳の若手が二桁得点は見事だ。3月にはU-20オランダ代表にも選出されており、A代表でプレイする日がくるかもしれない。
ここ最近は得点数の影響もあってルーベンの話題が増えているが、ルーベンは次男だ。同じMVVマーストリヒトでは2つ上の兄トーマス・ファン・ボメルもプレイを続けており、トーマスは父と同じく中盤を担当している。弟のルーベンに対してトーマスはなかなか出番を増やせないでいるが、まだ20歳。焦る必要もないだろう。
父マルク・ファン・ボメルと同じ領域へ辿り着くのは困難かもしれないが、国内のファンは代表入りを期待していることだろう。