マンCで出番がないカルヴィン・フィリップス photo/Getty Images
イングランド代表にも選ばれる実力者だが……
マンチェスター・シティの中盤はロドリがボランチの位置でバランスを取っており、最近はジョン・ストーンズが中盤に入る機会も増えてきた。中盤の底は指揮官ジョゼップ・グアルディオラのチームでも特に重要なポジションだ。
そこで全く出番を掴めていないのが、昨夏にリーズ・ユナイテッドから加入したイングランド代表MFカルヴィン・フィリップスだ。
リーズで評価を高めたフィリップスはイングランド代表の常連メンバーにもなり、EURO2020ではデクラン・ライスとボランチコンビを組んだ。最近は若いジュード・ベリンガムに押されているが、フィリップスも代表クラスのプレイヤーと認められてきたのだ。
マンCへの移籍は大きなステップアップであり、マンCは獲得へ4200万ポンドを費やしている。
ところが、ここまでプレイタイムは全コンペティション合わせても405分間のみ。終盤戦に入った今はスケジュールも厳しくなっているが、22日に行われたシェフィールド・ユナイテッドとのFA杯・準決勝でもフィリップスには15分しか出番が与えられなかった。
英『Daily Mail』によると、グアルディオラは「カルヴィンは狭いスペースでリズムを見つける必要がある。ベストなカルヴィンを見ていない。それが彼のプレイタイムが限られている理由だ」とコメントしており、フィリップスの出来に納得していない。
マンCのMFに要求されるものは多く、グアルディオラのリクエストに応えられる選手は限られる。リーズでのパフォーマンスは見事だったが、マンC流にはフィットしなかったか。