三笘とマッチアップしたアーロン・ワン・ビサカ photo/Getty Images
守備の達人と称賛続く
三笘薫の評価の高さを物語っているとも言えるが、ここ最近はマンチェスター・ユナイテッドDFアーロン・ワン・ビサカの1対1の強さにスポットが当たってきた。
以前より対人戦の強さは有名だったが、再び注目されるようになった理由が三笘だ。
両者は先日行われたFA杯・準決勝で顔を合わせており、右サイドバックのアーロン・ワン・ビサカは三笘を見事にシャットアウト。三笘に自由を与えなかった。
英『The Guardian』はこの一戦を受け、アーロン・ワン・ビサカの1対1について特集。2017-18シーズンから数えると、アーロン・ワン・ビサカのタックル成功率は78.6%とかなり高いと紹介している。
ここまで1対1に強くなった理由は、以前所属していたクリスタル・パレスにある。ここでドリブルを得意とするウィルフリード・ザハやヤニク・ボラシエらとのトレーニングで鍛えられたことに加え、自身も攻撃的な選手としてプレイしていた経験が今の自分を作ったとアーロン・ワン・ビサカは振り返る。
「ウィルフとボラシーとのトレーニングが僕を強くしたんだ。僕が若かった頃、プレイスタイルはウィルフに似ていたからね。元ウイングということもあって、アタッカーが何をしたいのか感じ取ることができるんだ」
同メディアは三笘にも触れており、「三笘は今季ブレイクしたスターであり、ブライトンを欧州カップ戦へ導こうとしている。今では世界で最もエキサイティングなウイングの1人だ。しかし、ウェンブリーでの三笘はワン・ビサカとのデュエルに敗れた」と伝えている。
三笘を抑えたことでアーロン・ワン・ビサカの評価が上昇することになり、逆に三笘の評価の高さが分かる1週間でもあった。
今後もプレミアリーグでキャリアを続ける限り、2人がマッチアップする機会も出てくるだろう。その際はドリブルの達人VS守備の達人として大注目されることになりそうだ。