ブライトンで活躍するファーガソン photo/Getty Images
ブライトンで伸びる18歳の才能
FW三笘薫の所属するブライトンでは、センターフォワードでプレイする188cmのアイルランド代表FWエヴァン・ファーガソン(18)が絶賛売り出し中だ。
ダニー・ウェルベック、デニス・ウンダフらとのポジション争いにも負けず、今季はプレミアリーグで4ゴールとブレイク。
ブライトンも4月にファーガソンとの契約を2028年まで延長しており、重要戦力と判断しているのだろう。このままブライトンでスターになっていく可能性もある。
指揮官ロベルト・デ・ゼルビもファーガソンの能力を高く評価しており、欧州最強のストライカーを目指せとメッセージを送っている。
「エヴァンの契約延長は素晴らしいニュースだ。彼は長年の経験を持つベテラン選手のようにトレーニングしていて、チームの重要メンバーになった。我々の目的は、彼が欧州最強のストライカーの1人になるのを助けることだよ」(『Irish Post』より)。
ファーガソンが目指すべきは、アイルランドの大先輩FWロビー・キーン超えだろう。
すでにファーガソンは昨年11月に18歳と29日でA代表デビューを飾っているが、アイルランド代表で最多146試合に出場したキーンは17歳の若さで代表デビューを果たしている。
代表通算得点数も同国歴代最多となる68ゴールを記録。2位のナイアル・クインは21ゴールとなっているため、ちょうど3倍ほどの差がついていることになる。キーンはアイルランド史上最強ストライカーと言うべき存在だ。
ファーガソンも今年3月のラトビア戦で代表初ゴールを決めているが、偉大なるキーンに近づけるだろうか。アイルランド代表はキーンがいた2002年の日韓大会が最後のワールドカップ出場となっており、以降は予選敗退が続いている。
ファーガソンは同国にとっての希望の星であり、アイルランド代表を再びのワールドカップへ導くことが期待される。