マルセイユで活躍するサンチェス photo/Getty Images
34歳の今もテクニックに衰えはなし
マンチェスター・ユナイテッドでは全くと言っていいほど実力を発揮できず、その後移籍したインテルではロメル・ルカク&ラウタロ・マルティネスに次ぐ3番手の立ち位置になるど、近年はチリ代表FWアレクシス・サンチェスの評価が揺れてきた。年齢的にピークを過ぎたとの見方もあっただろう。
だが、今季のサンチェスは一味も二味も違う。34歳を迎えたサンチェスは今季よりフランス1部のマルセイユでプレイしており、ここまでリーグ戦14ゴールと絶好調なのだ。
意外かもしれないが、サンチェスがリーグで二桁得点を挙げるのはアーセナル時代の2016-17シーズン(24ゴール)以来となる。マンU、インテルでは一桁得点が続いており、思うように数字を上げられなかった。
それでも、バルセロナやアーセナルで活躍してきた実力は本物だ。チームを指揮するイゴール・トゥドールも、サンチェスの実力をワールドクラスだと絶賛する。
「サンチェスは我々にとって重要な選手だ。彼のいるマルセイユと、いないマルセイユは違う。彼は別レベルの選手だ。普段の彼は普通の人で、とても謙虚だ。スーパースターのように振る舞うわけではない。それでも実力はメッシ、ロナウド、ハーランド、ムバッペのすぐ後ろにいる。
34歳の今もサンチェスはチリにとって特別なプレイヤーであり、同国史上最高の選手の1人で間違いない。マルセイユではその能力を存分に発揮しており、アーセナルを離れて以降では最高の場所を見つけたようだ。