ベンフィカで活躍するラモス photo/Getty Images
気になる世代交代の行方
5月29日、ポルトガル代表はEURO2024予選へ向けた代表メンバーを発表した。
ここで気になるのは、前線の構成だろう。
ロナウドがサブの役割を受け入れるとは考えにくく、その場合はロナウドがセンターフォワード1番手となる可能性が高い。ただ、チームにはカタール大会でも活躍したベンフィカFWゴンサロ・ラモスがいる。
21歳のラモスは今季国内リーグで19ゴールを挙げてチームの優勝に貢献しており、代表でもセンターフォワードを任されるにふさわしい選手と言える。
ラモスのクオリティはチームメイトのMFブルーノ・フェルナンデスも絶賛しており、世界最高級ストライカーに育つ可能性があると期待を口にしている。
「ゴンサロはプレミアリーグでプレイするためのすべての資質を備えているよ。もちろんユナイテッドでもね。彼はパワフルだし、プレスも非常に上手い。エリア内でも優れた選手だ。彼には代表チームでも驚かされた。僕だけでなく、チームメイト全員が驚いたんだ。
欧州を離れてサウジアラビアのアル・ナスルでプレイするロナウドを1番手とするのか、伸び盛りのラモスをEURO2024へ軸としていくのか。このあたりは意見が分かれるか。EURO2024予選最初の2試合ではロナウドが先発、ラモスが途中出場となっているが、マルティネスが大ベテランのロナウドと若手をどう融合させていくのか注目が集まる。