メッシがFKで不正!? ちょこちょこボール動かす姿にファンの...の画像はこちら >>

同点のFKを叩き込んだメッシだったが…… photo/Getty Images

インチキか、否か

 リオネル・メッシを擁するMLSのインテル・マイアミは、リーグカップのFCダラス戦でPK戦の末に勝利。ラウンド16進出を決めた。



 この試合、先制され1点のビハインドを負ったインテル・マイアミ。しかし85分に獲得したフリーキックをメッシが決め、スコアは1-1のイーブンに。そのままPK戦に突入したのだが、このメッシのFKが議論を巻き起こしている。ひとりのファンが撮影したSNSの映像に、審判が見ていない間に置いたボールをちょこちょことずらしているメッシの姿が捉えられており、これは不正ではないかというのだ。

 SNSでは、ファンの意見は真っ二つだ。人気ポッドキャストをホストするスポーツビジネス起業家のジョー・ポンプリアーノ氏は「メッシがFKの角度を良くするためにゆっくり、こっそりとボールを数フィート左に動かすこのビデオは、世界最高のアスリートでさえ常に優位性を求めていることを思い出させてくれる」とX(旧Twitter)に投稿した。しかしその投稿にリプライしたファンは「『優位性を求める』というのは、不正行為を示す新しい言い方だ」と反論。他にも「彼がそうできたのは、審判が見ていなかったからにすぎない」など、インチキだったのではないかとする意見が飛び出した。

 これは不正行為にはあたらないと主張する人もおり、「主審が泡(FKの位置を示すスプレー)を吹きかけなかった。メッシはそれを利用しただけ」「これは文字通り、このゲームが発明されて以来起こっていること。どの選手もやっているよ」などの意見も出ている。

 こうしたグレーな出来事はサッカーではよくあること。
多少ボールを動かしたところで、直接FKを叩き込めるスキルがなければ意味はない。しかし、昨今ではできる限りフェアな判定をするべくテクノロジーの導入なども進んでおり、細かなファウルや不正行為が咎められるようになってきたことも事実だ。

 今回の件、あなたならどう見る?

電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)284号、8月15日配信の記事より転載

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