ソシエダで活躍するメンデス photo/Getty Images
久保建英らとともにチームを引っ張っている
現在のレアル・ソシエダは、テクニシャンが揃う中盤が最大のストロングポイントだ。指揮官イマノル・アルグアシルの下で魅力的な攻撃サッカーが展開されているものの、今のソシエダはチームの柱となり得るセンターフォワードが不足している。
主な得点源は2列目の選手で、中でもMF久保建英はチームトップとなるリーグ戦5ゴールを挙げている。
現在のソシエダが久保中心に動いているのは確かだが、称賛すべきは久保だけではない。リーグ戦では今季2ゴール、そしてチャンピオンズリーグ・グループステージでは3試合連続で得点を奪っているMFブライス・メンデスも中盤から攻撃を引っ張る選手の1人だ。
『Football Transfers』はメンデスの活躍ぶりから、同じく中盤より得点を量産しているレアル・マドリードMFジュード・ベリンガムを重ねている。
「彼のパフォーマンスはジュード・ベリンガムを彷彿とさせる。アルグアシルが指揮官に就任してからのソシエダは欧州で最も興味深くエキサイティングなチームの一つとなったが、その中でメンデスは静かにチームの中心人物となっている。欧州のエリートチームのいくつかは彼に注目すべきだろう。26歳のメンデスが全盛期とはいえ、さすがにベリンガムの移籍金1億300万ユーロに近い額は動かないだろう。ただ、「ベリンガム風」のMFとしてバーゲン選手になるとの予測を展開するのは当然だ」
26歳のメンデスは2018年にスペイン代表デビューも果たしている。だが、最後の出場は2021年のことだ。通算出場試合数も4試合だけで、代表には定着できていない。
今もスペインの中盤は豪華だが、ソシエダでの活躍次第で再招集への道も見えてくる。