現役時代左SBを務めていたロベルト・カルロス photo/Getty Images
今季はすでにリーグ戦6アシストを記録
インテルやレアル・マドリードなどでプレイし、2002年にはブラジル代表としてW杯を勝ち取ったレジェンドのロベルト・カルロス。
悪魔の左足と称されていた破壊力抜群のキック力を持つロベルト・カルロスは現役時代世界最高の左SBと称賛を集めていた。
積極的な攻撃参加も武器とするサイドバックであった。
そんなロベルト・カルロスだが、英『THE Sun』によると、現代サッカーにおける完璧なSBはニューカッスルに所属するイングランド代表DFキーラン・トリッピアーであると考えているという。
守備だけではなく、攻撃面でも存在感を見せることができるだけではなく、両サイドをこなせる多才さを同氏は称賛しているようだ。
「SBの役割にも進化が見られ、特にイングランド代表で左サイドをこなしたトリッピアーには感心させられた。私はディフェンスの右でプレイすることはできなかっただろうが、現代サッカーでは両サイドでプレイする必要がある。彼は素晴らしい個性を持っており、とても優秀だ」
トリッピアーはニューカッスルでは右SBをしているが、イングランド代表では左SBをこなしており、どちらのサイドでもプレイすることができる。また今シーズンすでにリーグで6アシストを記録しており、ウルブズのペドロ・ネトに続いて2位に位置している。
また英『Football 365』によると、トッテナムのMFジェイムズ・マディソンに並ぶ31本ものキーパスを記録しており、プレミア屈指のチャンスメイク力を誇るサイドバックだ。
チームによって課されるタスクは異なるが、一昔前のように豊富な前後運動ができるだけではなく、他の能力も求められるようになった現代のSB。
さまざまなタスクが求められるからこそ、多才さが現代のSBには必須であり、その全てを揃えた完璧なSBとしてロベルト・カルロスはトリッピアー現在最高のSBと称賛している。
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