流れを変える目の覚めるような一発　生え抜きの天才がリーダーとなる時が来た
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圧巻のパフォーマンスを見せたフォーデン photo/Getty Images

90分を通して躍動

プレミアリーグ第19節でエヴァートンと対戦したマンチェスター・シティ。

クラブW杯でタイトルを手にした勢いをそのままに勝ち点3を獲得したい試合だったが、29分にエヴァートンMFジャック・ハリソンにゴールを許してしまう。早くも1点を追いかける形になったシティ。

試合を支配しながらもゴールが遠いシティだったが、流れを変えたのがFWフィル・フォーデンだ。53分にMFベルナルド・シウバのパスを受けたフォーデンが左足一閃。強烈なシュートがネットに突き刺さり、後半の早い時間に同点に追いつく。

このゴールで落ち着きを取り戻したシティは64分にFWフリアン・アルバレスがPKを決め、86分にはシウバがダメ押しのゴールを決め、3-1でエヴァートンに勝利した。

FWアーリング・ハーランドやFWジェレミー・ドクといったここまで攻撃を引っ張ってきた選手が不在だったが、フォーデンはこの試合ピッチ中央で常に相手の脅威になり続けた。ミドルシュートやバイタル付近でのプレイはもちろん、MFケビン・デ・ブライネのように相手を剥がし、チームを前進させるプレイなど、随所で輝きを発揮。

英『Manchester Evening News』では、「新たなリーダーを見つける」と綴っており、フォーデンのプレイを称賛。これまでも素晴らしいプレイを数々見せてきたフォーデンだが、今シーズンは攻撃を牽引しリーダーの風格も見せるようになってきている。

苦しい時間帯でのゴールや劣勢に陥った時に流れを変えるプレイを見せたフォーデンは、ここまで公式戦28試合で9ゴール6アシストを記録している。最近は10番のポジションでのプレイが増えており、同選手がチームにもたらす影響は大きい。

まだ23歳という若さではあるが、アカデミー育ちの天才がシティのトップチームでリーダーとなる時がきたのかもしれない。

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