復帰が近づいているデ・ブライネ photo/Getty Images
フォーデンとの共存ができればベストか
2-0で勝利したプレミアリーグ第20節のシェフィールド・ユナイテッド戦でベンチ入りを果たしたマンチェスター・シティのMFケビン・デ・ブライネ。
開幕戦で負傷し、長期離脱していた同選手がこの試合に出ることはなかったが、ピッチサイドでウォーミングアップをする姿に大歓声が送られた。
そんなシティで注目されているのが、デ・ブライネ復帰後の中盤の構成だ。昨季はデ・ブライネ、イルカイ・ギュンドアン、ロドリという3人で世界屈指の中盤を形成したシティ。今季はマテオ・コバチッチやマテウス・ヌネスといった新加入選手だけではなく、フィル・フォーデンやフリアン・アルバレス、ベルナルド・シウバといったメンバーがロドリと共に中盤を形成し、デ・ブライネ不在の穴を埋めてきた。
中盤3枚のうち、ロドリは確定だと考えられるが、英『Daily Mail』はデ・ブライネとフォーデンが中盤で共存できれば、攻撃力はさらに上がりアーリング・ハーランドとともに世界屈指の攻撃陣になると綴っている。
「フォーデンが試合の加速と減速のタイミングを本当に理解しているのであれば、彼とデ・ブライネの両者がアーリング・ハーランドの後ろに立つことができない正当な理由はない」
「シティはフォーデンがギュンドアンのように、ゴール前での脅威を失わず、ダビド・シルバのようなテンポをもつ選手になることを望んでいる。それができれば、世界最高の選手の一人になれるだろう」
ただ同メディアは、フォーデンがギュンドアンのように試合をコントロールできることが大事になってくると伝えている。試合をコントロールするという点ではシウバが中盤でフォーデンをウイングに持っていくこともできるが、最近の中央でのフォーデンのプレイぶりを見ると、デ・ブライネとの化学反応も期待したくなる。
他にも2列目でも才能を発揮できるアルバレスや、経験豊富なコバチッチや推進力が武器のヌネスなど様々な個性をもつ選手がたくさんいる。
再び怪我をしないためにデ・ブライネの起用には慎重になっていくことが考えられるが、デ・ブライネ復帰後にどのような化学反応が中盤で起こるのかは楽しみなポイントの1つになるだろう。