試合後のボルシアMGの選手達 photo/Getty Images
攻撃陣の奮起がカギ
日本代表DF板倉滉やFW福田師王の所属するボルシアMGが不振に陥っている。同クラブは、17日(現地時間)にブンデスリーガ第22節でライプツィヒと対戦し、0-2で敗れた。
18チームで争われるブンデスリーガでは、18位と17位が2部へ自動降格、16位は2部3位との昇格プレイオフを戦うことになる。現在15位のボルシアMGは、16位ケルンとは勝ち点差6、17位マインツとは同7差のリードがある。しかし、今週末24日に日本代表FW浅野拓磨がいる11位ボーフムと対戦した後、3月2日にマインツ、翌9日にケルンとの直接対決を控えていて、このボーフム戦を含めた3試合の結果次第では降格圏への転落もあり得る状況となっている。
不振の原因は、直近5試合でわずか2ゴールという得点力不足。ドイツ紙『Bild』によれば、ボルシアMGのジェラルド・セオアネ監督も「私は、常に順位表に目を向けるタイプの監督ではない。
また、ライプツィヒ戦に先発したMFロッコ・ライツも、「ライプツィヒとの試合ではチーム全体が少し受け身に回っていて、前へ慌ててプレイしていた。僕らはもっと多くのチャンスを作らないといけない。そうしないと点は取れないからね。セットプレイも、相手にとって危険な場面になることが少ない」と攻撃面での課題を指摘している。
板倉が累積警告のため出場停止となる24日のボーフム戦は、福田ら攻撃陣の奮起が勝利へのカギとなるだろう。クラブ創立1900年でブンデスリーガ優勝5回、国内カップ戦のDFBポカール優勝3回を誇るドイツの名門ボルシアMGは、果たしてこの窮地を脱することができるのだろうか。