ドイツ代表復帰を正式発表したトニー・クロース photo/Getty images
EURO2024に出場へ
母国開催のEURO2024を控えるドイツ代表に心強い選手が帰ってくるようだ。
レアル・マドリードに所属しているMFトニ・クロースは自身の公式Instagramを通して、ドイツ代表へ復帰することを発表した。
2021年6月に行われたEURO2020のベスト16、イングランド戦に敗れたことをきっかけに、ドイツ代表引退を表明したクロース。しかし34歳となった現在でも、所属クラブのレアル・マドリードで衰えを見せるどころか、さらに熟練されたプレイを見せており、代表復帰が熱望されていた。
現在34歳のクロースはクラブキャリアではバイエルン、レアル・マドリードで数々のトロフィーを獲得。レヴァークーゼンへレンタル移籍に出ていた2010年3月にドイツ代表デビューを果たすと、2013年頃からは不動の主力としてドイツの中盤に君臨していた。FIFAワールドカップ、EUROともに3大会連続で出場し、数々の国際舞台も経験。FIFAワールドカップブラジル2014では、中盤の主力として全7試合にフル出場し、2ゴール4アシストの活躍で母国の24年ぶり4度目の優勝に大きく貢献していた。
そんなクロースはこの後、来月下旬に行われるフランス、オランダとの親善試合で代表復帰し、今夏母国ドイツで開催されるEURO2024に参加予定。ドイツ代表では、これまで通算106試合に出場し、17ゴールを決めている。
昨年は深刻な成績不振でドイツ連盟史上初めて監督解任に踏み切るなど結果がでなかった同国だが、クロースの復帰が追い風となるのだろうか。