ラーション在籍時のセルティックも強かった photo/Getty Images
最近は欧州カップ戦で苦労している
昨季アンジェ・ポステコグルーの下でスコットランド国内リーグを制したセルティックも印象的なチームではあったが、純粋な強さでは2002-03シーズンのチームがベストなのかもしれない。
当時のチームに絶対の自信を持つのは、クラブのレジェンドである元スウェーデン代表FWヘンリク・ラーションだ。
ラーションはセルティックで通算277戦211ゴールという驚異的な数字を残した点取り屋で、2002-03シーズンはラーションの活躍もあってUEFA杯の決勝まで駒を進めている。
当時のUEFA杯ではブラックバーンやリヴァプール、シュツットガルトなどを撃破してファイナルへ進んでいて、ラーションもシーズン51試合で44ゴールと見事な数字を残した。
決勝ではジョゼ・モウリーニョ率いるFCポルトに惜しくも敗れたが、ラーションは今のセルティックよりもずっと強いチームだったと胸を張る。
「クリス・サットン、アラン・トンプソン、ジョン・ハートソン。私たちは素晴らしいチームだったよ。2003年のUEFA杯決勝戦では、チームに16人か17人の代表選手を擁してブラックバーンやリヴァプールを破った。今よりも強いセルティックだったし、レンジャーズももっと強いチームだった」(『The Guardian』より)。
近年のセルティックは欧州カップ戦で思うような結果を残せないシーズンが続いていて、やはり歴代のセルティックを振り返るとラーション世代か、中村俊輔を中心にチャンピオンズリーグ決勝トーナメントへ進んだ2006-07シーズンのチームが印象的か。